ルアーフィッシングを楽しもう!!
ルアーフィッシングとは、ルアーと呼ばれる疑似餌を用いた釣りの手法のことです。
ルアーといって、多くの人が思い浮かべるのは、魚のおもちゃのような丸くてつるっとしたタイプのもの(スプーン)ではないかと思いますが、他にもミノーやバイブレーション、ペンシルベイト、ボッパー、フロッグ、バズベイト、メタルジグ、ラバージグなど、数え切れないほどの種類があります。
上に書いたようなルアーは、ハードルアーといって、金属などの固い素材でできたものですが、逆に柔らかいルアーもあります。柔らかいルアー、つまりソフトルアーとしてはワーム、リザード、カーリーテール、チューブなどがあります。
いずれのルアーも、ルアーの形や色、反射光などとともに、動きによって魚を誘い、食いつかせることで、ルアーに付けられた針にひっかけるといった使い方をします。
ルアーフィッシングは難しくない
ルアーフィッシングは初心者には難しそうということで敬遠されがちですが、実はそれほど難しくありません。特に女性などは、本物のエサであるミミズやゴカイなどを触ることはおろか、見るのすらイヤという人も多いですね。そういった人でも、ルアーフィッシングなら見た目にもきれいなルアーが多いですから敷居は低いです。
また、本物のエサを用いたフィッシングでは、複雑な仕掛けを作る必要があったりしますが、ルアーフィッシングの場合はロッド(釣り竿)とルアー、あとはテクニックだけで勝負なので、非常にシンプルな道具でチャレンジできるのがよいところですね。
ルアーフィッシングのコツ
エサだと思わずに、例えば縄張りを荒らしに来た他の魚だと勘違いしたりして、威嚇のために食いついているのであればもちろん、エサだと勘違いした場合でも、ほとんどの場合は異物感を感じてすぐにはき出したり逃げ出したりする、というのが、ほとんどの魚に見られる行動のようです。
合わせが重要
つまり生き餌であれば、飲み込むのを待っても遅くはありませんが、ルアーの場合は、食いついてからエサでないと判断するまでのわずかな時間の中でアワセを行って、魚にフック(針)を引っかけなければならない、ということになります。
ちなみに魚の口というのは意外と固いものです。今度、食卓に焼きガレイでも出れば、その口を観察してみると良いでしょう。ルアーに反応するような肉食の魚は歯も鋭く、基本的にこの部分にはフックしません。
ではどこに引っかかるのかというと、口の横のあたり、上あごと下あごの付け根の部分です。生きた魚の口を見てみれば分かりますが、口を開くと、横の方に折りたたまれていた薄い部分が見えてきます。この部分はルアーの針もフックできるぐらいのやわらかさを持っています。
流れの穏やかな部分で、トップウォーターのルアーを走らせると、ルアーに獲物が食いつくのが見えるので、慌ててアワセてしまいがちですが、獲物と自分が正対している状態では上あごに引っかかる程度でバレてしまいます。食って、何拍かおいて、異物感を感じて逃げだそうとして方向を変えた瞬間にアワセることで、確実にフッキングするのです。